フリーランス活動のための事前準備

社員・派遣社員としてさまざまな業界を渡り歩いた結果、会社員が向いていないことが判明。自分ですべての采配ができるフリーランスのほうが、いろいろな意味で向いているとわかりました。

しかし、フリーランス活動は決して簡単なことではありません。仕事以外の責任・事務作業も、すべて自分で行わなければならないからです。

「知らなかった」では済まされないミスをすることがないように、私が行った事前準備を紹介します。

フリーランス活動に必要な開業届

派遣社員としてさまざまな業界・企業を渡り歩いてきた結果、フリーランスのほうが向いていることが判明しました。

しかしフリーランスへの転職とはいっても、具体的にどのようなことをすればよいのかわかりません。それまで、フリーランスという選択肢は私のなかには存在しなかったからです。

フリーランス活動をするうえで、重要なものとして教えてもらったのが開業届でした。

学友からの情報

私がフリーランスという選択肢を本格的に視野に入れたきっかけは、心理カウンセラーの養成学校で知り合った学友たちです。多くの学友は独立済み、または独立を視野に入れて動いている人たちばかりでした。

独立に関する情報を豊富に持っていた学友に、フリーランスとして活動するために絶対にしておかなければならないことを尋ねてみることに。すると、返ってきたのは…

開業届の提出

実はこの時点で、フリーランスとして独立するためには絶対に開業届を提出しておかなければならないと教えてもらいました。この情報には一部誤りがあったのですが、今になって考えてみるとこの誤情報は私にとって有益なものだったと思います。

インターネットで検索

学友から開業届について教えてもらった後、私は自宅のインターネットで開業届について検索しました。もともと他人の情報は半分程度しか信じておらず、自分で調べてみる癖がついていたためです。

「百聞は一見に如かず」です!

開業届の入手方法・書き方・提出先などを詳しく調べてみると、意外と簡単な手続きであることが判明。このような手続きは煩雑なことが多く、開業届も複雑なのだろうと予想していました。実際は簡単なので、「これならいつでもすぐに開業できる」と安心したものです。

しかし開業届について調べていたところ、追加情報を入手します。それが「青色申告承認申請書」でした。

「青色申告届出書」の重要性

私が開業届について調べていたサイトには「青色申告届出書」と書かれていましたが、正式名称は「青色申告承認申請書」です。

この申請書の手続きは、所得税の節税対策のひとつとしてあげられます。今後、私は個人事業主としてフリーランスで事業展開していくつもりだったので、節税対策が欠かせません。

余計な税金は払いたくない!

開業届について検索した際に得られた青色申告承認申請書の情報は、そういう意味で貴重かつ有益でした。

税金関連知識の更新とスキルアップ

個人事業主として仕事をしていくうえで、知っておかなければならないことがあります。それは、税金周りです。

今後は自分で確定申告をしなければならないため、そのための知識・スキルは必要不可欠といえます。

フリーランス活動のための事前準備として、税金関連知識の更新とスキルアップは最重要事項として取り組みました。

日商簿記3級の再取得

税金関連知識の更新とスキルアップの足掛かりとして始めたのが、日商簿記3級の再取得です。学生の頃にすでに取得していましたが、この資格を活用した業務には携わっていません。税金関連の法律などは頻繁に改定されるため、手始めに再取得に取り組みました。

すでに一度取得しているため、学校・オンライン講座を利用する必要はありません。資格取得後、知識・スキルはまったく使用していませんでした。

でも、意外と覚えているものです

意外と覚えているものです。何冊かの参考書・問題集を購入し、仕事から帰ってきてから独学で勉強をし直しました。

再勉強を始めて3カ月後、日商簿記3級を受験して見事合格。しかし、これで終わりではありません。この合格を足掛かりに、次のステップへの準備を始めました。

日商簿記2級の取得

税金関連知識の更新とスキルアップの一環として考えていたのは、日商簿記2級の合格です。この程度のレベルがなければ確定申告はもちろん、実務でも通用しません。

ただし2級は3級とは異なり実践的な内容が多いため、独学には限界を感じていました。そこで選択したのが、通学です。インターネットで調べて2校に絞り込み、学校見学を経て一方への入学手続きを完了させました。

通学を選んだ理由は、1回の受検での合格を目指していたからです!

当時、私は平日は派遣社員として仕事をしていたため、通学は土曜日を選択。毎週土曜日は朝10時から夕方16時まで学校で学習し、ほかの日は自宅で参考書・問題集を使って復習と予習をしていました。

このとき身に染みて感じたのが、電卓の入力スピードの遅さです。試験では、いかに素早く正確に入力するかが合格の鍵を握っているといっても過言ではありません。しかし経理関連の仕事に従事したことがなかった私は…

とても遅く、入力ミスも多すぎ…

これを打開すべく、会社の昼休み時間を利用して電卓を早く正確に入力する練習に明け暮れていました。

その甲斐あって、日商簿記2級は一発合格。資格試験のほうは、めでたく目標が達成できました。

商業簿記の学習

その後、商業簿記のみ独学で学習を始めます。特に1級を取得するつもりはなく、Webライターとして活動しようと考えていた私にとって、工業簿記は不要です。

商業簿記関連の参考書・問題集のみを購入し、インターネットも活用しながら知識とスキルを習得しました。

経理の実務経験

日商簿記2級合格というひとつの目標を達成した私が次に目指したのは、経理の実務経験です。

次の目標として掲げたのが、経理の実務経験でした。

座学だけでは不十分

日商簿記2級の知識とスキルは、実務で十分通用するレベルです。しかし、実務に勝るものはありません。

2級合格を目指すにあたり、さまざまな参考書・問題集を活用しました。通学していた学校で、実務で活かせるスキル・テクニックも多数習得済みです。しかしこれらはあくまで、座学レベルでしかありません。

実務レベルには到底及ばない…

簿記に限らずすべての資格試験に共通することですが、座学だけでは不十分です。実務レベルまで引き上げるためには、実務を経験するしかありません。

フリーランス活動を視野に入れていた私にとって、実務レベルまで引き上げることは絶対条件です。そのため、経理の実務経験を積むための就職活動を始めました。

実務で会計ソフトを使用

経理職は未経験でしたが、私にはこの時点でさまざまな事務関連の資格・実務経験を積んでいます。それに日商簿記2級が追加されたこともあり、想像していたよりもかなり早い段階で経理職に従事できました。

ここで初めて体験したのが、会計ソフトの使用です。簿記2級の資格取得を目指す講座では、会計ソフトは使用しません。試験も電卓で計算して、答案用紙に解答を書き込みます。しかし実際の経理業務では…

アナログ方式で処理しているところは少ないでしょう

派遣社員としていくつかの会社で経理事務を経験しましたが、いずれもさまざまな会計ソフトを使用して仕事をしていました。多種多様な会計ソフトの使用経験も、個人事業主として独立した後の確定申告処理で活かされていると思います。

まとめ

フリーランス活動のための事前準備として、特に重視したのが経理関連です。

個人事業主として事業活動を展開した際には、自分で確定申告をしなければなりません。仮に申告漏れがあった場合、「知らなかった」では済まされないのです。

追徴課税といった罰則が科せられる可能性もあります

経理・税金周りの重要性については、心理カウンセラー養成学校時代の学友から聞いていました。このときのことも、大いに関係していると思います。

その甲斐あって、独立後の経理・税金関連はとてもスムーズに進みました。