最終的には3件のクライアントのみで稼働

専業ライターとして本格的に活動をスタートするにあたって、始めに契約したのは企業と個人を合わせて6件です。

しかし、すべての案件で継続して稼働していたわけではありません。私が最終的に継続契約を締結し、コンスタントに納品をして収入を得ていたのは3件でした。

この3件の案件について、理由なども含めて紹介します。

メインはキュレーションサイト1件

6件と契約しましたが、最終的には3件に絞り込み。そのうち、メインとしたのは1件のキュレーションサイトでした。

メインとして稼働していたキュレーションサイトについて、解説します。

文字単価は納品件数による変動制

最終的にメインとして絞り込んだキュレーションサイトは、文字単価が納品件数による変動制でした。

納品件数(1カ月あたり)文字単価(1文字あたり)
10件未満0.1円
10件以上20件未満0.3円
20件以上30件未満0.4円
30件以上50件未満0.5円
50件以上0.6円

上記は、変動制の場合の文字単価の一覧表です。1か月に納品する記事件数が多ければ多いほど、文字単価は上がります。

私は専業だったこともあり、1か月の納品件数は50件を軽く超えていました

案件受注はシステム上に受注できる案件が一覧表で表示される仕組みで、気に入ったジャンルや書きやすそうな内容を選択して受注します。納期は受注してから1週間以内。1週間を超えると、強制的に受注済み案件の一覧表から消えて受注可能な案件の一覧表に表示されます。

受注したら、1週間以内に完成させて納品しなければならないということです

当時、一度に受注できる案件の上限は設けられていませんでした。受注してから1週間以内に納品できるのなら、いくつ選択しても特に問題ありません。案件を途切れさせることなく受注できた点は、嬉しいシステムだったと思います。

毎月付加ボーナスあり

さらに、このキュレーションサイトでは毎月付加ボーナスもありました。これは1カ月の納品件数に応じて、一定のボーナスが支払われる制度です。

といっても、50件や100件といった決められた件数以上の納品すれば必ずボーナスが付与されるわけではありません。ライターとして登録している人の間で競争が行われ、上位3人に順位に応じてボーナスが付与されます。

タイピングスピードが速い人は、いくらでもいるものです。

私はこのキュレーションサイトに約1年登録して活動していましたが、トップになったのは1回のみでした

それでもボーナス付与対象の順位はキープしていたので、専業Webライターとして稼いでいた私にとってはありがたいシステムだったと思っています。

1カ月で50万文字分作成・納品

ちなみに私がメインとして設定して活動していたキュレーションサイトでの納品ペースは、1カ月で50万文字程度でした。

「1カ月で50万文字も納品できるわけがない」と思う人もいるでしょう。それは、受注する際の記事のジャンル・内容を精査すれば可能です。得意なジャンルなら、インターネットで調べる手間が省けます。

知っていることをコンテンツとして作成すればいいので、時価単にもなりました

さらに、タイピングスピードも不可欠です。私は、人が言葉を話すようにタイピングできます。そのために練習を重ねて資格を取得しているのですから、当然といえるでしょう。

稼働時間が長かったことも、1カ月で50万文字分作成して納品できた要因のひとつだったと思います。キュレーションサイトで受注した案件に取り組む日は、朝8時から夜中12時ごろまで仕事をしていました。

私はこの状況でも、まったく苦痛ではありませんでした

Webライターとしての実績がない間は、これくらいの稼働時間を確保しなければなりません。そうしないと充分稼げないのが現状です。

予備収入の個人クライアント2件

メインとして活動していたのは、1件のキュレーションサイトでした。しかし、私が受注して仕事を請け負っていたのはこれだけではありません。

キュレーションサイトとは別に予備収入として、2件の個人クライアント様とも契約していました。

ペースは1カ月で4件ずつ

2件の個人クライアント様は、いずれも納期ペースが1カ月で4件ずつ。

メインとしてキュレーションサイトで毎月50万文字程度の記事を作成して納品していた私にとって、1カ月の納期で4件ずつ依頼してくださるこのスタイルは大変ありがたいものでした。サブとしてのスケジュールが立てられるからです。

ちなみに、どちらもジャンルはスピリチュアル系です。

1件はメッセージ系、もう1件は夢占いの記事でした。同じスピリチュアル系でも作成する内容がまったく異なるため、私にとってはちょうどよい気分転換にもなっていたと思います。

日曜日のみ稼働

2件の個人クライアント様の記事作成は、日曜日のみとしていました。月~土の週6日は、キュレーションサイトに集中していたからです。

スピリチュアル系だったということもあり、基本的にはインターネットで調べる必要はありません。また、文字数も1記事あたり2,000文字程度だったので1~2時間足らずで完成。

朝9時から取り掛かったとしても、お昼までに2~3件は作成できます

得意分野であったということも関係していますが、それよりも大きく影響したのはやはりタイピングスピードです。Webライターなのですから、いかに早く正確に入力できるかが大きなポイントといえるでしょう。

文字数に応じてプラスアルファあり

2件の個人クライアント様の案件は、1記事あたり2,000文字でした。

多くても2,500文字に納めるようにしていましたが、内容によっては超えてしまうことも少なくありません。1件のクライアント様は内容を精査されたのち、追加で報酬を支払ってくれました。「文字数を気にせず、内容を重視してください」というのが、クライアント様の依頼内容だったからです。

文字数の上限がなかったことで、自由に作成できました

ある程度の文字数を設定していながら、契約した文字数を超えて作成しても問題なしというクライアントは珍しくありません。ただし、超えた文字数分の報酬を支払ってくれるかどうかはクライアント様によります。

一般的に、依頼文字数を超過しても追加料金を支払ってくれないケースがほとんどでしょう。

私が契約させて頂いていたクライアント様は、良心的で珍しいと思います。

メインとサブをわけた理由

私はメインのクライアント様とは別にサブのクライアント様とも契約をし、記事の作成と納品をしていました。

その理由について解説します。

ジャンルの違い

メインとサブをわけた理由のひとつは、ジャンルの違いです。

キュレーションサイトは、幅広いジャンルの記事作成ができます。私が登録していたキュレーションサイトの場合、主なジャンルは以下の通りです。

キュレーションサイトで担当したジャンル
  • ファッション
  • グルメ
  • 生活雑貨
  • 心理(主に恋愛)
  • スピリチュアル
  • マナー

上記のなかでも特に依頼数が多かったのは、「ファッション」「グルメ」「生活雑貨」でした。いずれも調べれば作成可能だったので、特に困るようなことはありません。また、そのほかのジャンルについても私の得意分野だったので稼ぎやすかったと思います。

私は「調べる」ことが得意でしたから

その一方で個人クライアント様は、2件ともスピリチュアル系です。キュレーションサイトにも、スピリチュアル系の案件が発生することはありました。

でも、あまり多くない…

そこで気分転換も兼ねて、得意でありながらキュレーションサイトとは異なるジャンルの契約を締結したのです。気持ちの切り替えもできたので、この方法は私に向いていたと思います。

企業と個人でのレギュレーション

メインとサブをわけた理由のひとつとして、企業と個人の違いもあげられるでしょう。

企業は多くのライターを抱えているため、細かなレギュレーションが設定されていました。例えば漢字ひとつにしても「言う」ではなく「いう」とひらがなにする、といったルールです。

キュレーションサイトでは、このようなレギュレーションが多くあります

個人クライアント様の場合、ライターは1~2人程度のことが多く、レギュレーションもあまり細かく決まっていません。私が契約していた2件の個人クライアント様のうち、1件は全体的な文章の流れがキュレーションとして設定されていました。もう一方については、レギュレーションは無しです。

企業ではないので、レギュレーションの設定はあまりしないのでしょう

Webライターとして継続していく際、さまざまな企業・個人クライアント様からの依頼を受注することになります。その際に提示されるレギュレーションはまちまちで、まったく同一のケースはありません。また、レギュレーションがまったく設定されていないケースも多く、その際には書きにくいと感じることが多々あります。

複数のクライアント様と契約している場合は、レギュレーションが混同しないように注意するのが大変!

企業と個人でレギュレーションの違いに触れておくことは、専業Webライターの活動を継続していくうえでプラスになると思いました。実際、このときに経験したレギュレーションの違いは今現在も活かされています。

レギュレーションが設定されていない場合でも、今までの経験からある程度のルールを設けて進められるので、スムーズな作成が可能です。

リスクヘッジ

リスクヘッジも、メインとサブをわけた理由のひとつとしてあげられます。

専業Webライターという仕事は、いつクライアントから契約を打ち切られるかわかりません。その理由は「企画の終了」「会社そのものがなくなった」など、さまざまです。

社員・派遣社員として企業で勤務している場合でも、突然仕事がなくなる可能性があります。フリーランスの場合、そのリスクはさらに増すといっても過言ではないでしょう。

契約の打ち切りは「収入ゼロ」を意味するので、死活問題です

仮にキュレーションサイトとの契約が打ち切りになったとしても、サブとして契約していた個人クライアント様の仕事があれば、収入がゼロになることはありません。金額はわずかであっても収入を確保しながら、次のクライアント様との契約締結に乗り出すことが可能です。

このようなリスクヘッジも考慮しなければならないのは、フリーランスとして活動するうえでの当然のポイントといえるでしょう。

まとめ

最終的に継続契約を決定した3件のクライアント様について解説しました。

フリーランスとして活動する際、クライアントを1件に絞ることはおすすめしません。会社のような組織に所属している場合とは異なり、仕事を失った場合の補償が何もないからです。

また、複数のクライアント様と契約を締結しておくことで経験値も稼ぎやすくなります。最終的に3件のクライアント様に絞ったことは、今振り返ってみても貴重な経験だったと思います。そのおかげで今があるのですから。